2013年8月16日金曜日

乾季の終わりに水を思ふ

2ヶ月間ほど、雨を全く見ませんでした。
季節が次々と変わりゆく日本と違い、ここは快晴、生活に適した温度。
日本と違い湿度が低いので、暑くても心地よい、不思議な感覚に襲われます。
空が青く晴れ渡り、建物に邪魔されないパノラマを見ながら散歩するのが私の趣味です。

私が乾季が好きなのは、やはり道路事情の影響です。
道路が石で出来ているところは問題ありませんが、土で出来ている道路は悲惨なものです。
更に舗装されていないどころか、自然が舗装されるのを拒否しているから、だからほったらかしにされているのか?と疑問に思う程の道も多くあります。
そこでそのような道を歩くことでサンダルはぐっちゃぐちゃに汚れますし、下手をすると足を切ります。(サンダルを履かなければいいのですが、サンダルが好きなので)

もう一つあげるとすると、ルワンダでは雨が降る=約束守らなくていい
という感覚で生きている人が多いからです。
これはルワンダあるあるの1つであり、「言い訳があれば、遅れてもいい」という文言が立法化されているのかと思わせるほど徹底された集団行動です。
雨が降ると当然のように授業の出席率は50%を切ります。傘を使って間に合うように行くという考えは微塵も見受けられません。もちろん貧困ゆえに傘を買えない人も居るわけですが、お金がある友達も傘を買ってないどころか、雨の中で移動することを拒否してました。

雨→言い訳できた!→行かない


生活には乾季が過ごしやすいのですが、75%を占める農民にとっては事情が違います。水の枯渇は土から生命力を奪い取ります。地域によって水が豊富な地域とそうでない地域に分かれるルワンダでは、南部は比較的水源が豊富ですが、東部になると1時間かけて水源に行かなければならない地域も多いとのこと。そこで日本からの援助としては、東部にはJICAや青年海外協力隊の皆さんが多く水の量的質的な向上に励んでいるようです。

キレヘでは、私がきた後に雨が降ると、お客さんが雨を呼んできた!という感じでとても感謝されました!そんな諺があるようです。いいお客さんは雨を呼んでくる的な。
それからは雨が降ったからといって気分を沈めてないで、喜んでもいいのかな、と思うようになりました。

この乾季の終わりの時期は、乾季の始めよりも断水がひどくなってきました。
汗だくで帰って水が出ない時の絶望感と言ったら、、、水風呂でさえとてもありがたいことだと実感されます。水ゆとり地区のブタレでこれですから、他の地区はさぞかし大変でしょう。

日本に居たときよりも自然の影響力を感じて生きてる気がします