2014年9月7日日曜日

ワークショップ、Research as art and transformation

到着から1日半しか経ってないとは思えない程のスケジュールで、困惑しています

今日は、通っていた大学で丁度「Research as art and transformation
」というワークショップが開かれると聞いて参加してきました。
通常は夜間のクラスですが、時々土日を丸2日使ってワークショップをすることがあります。去年私はTransformation Powerという概念に関するものに参加しました。

熊本大の石原先生という方が、丁度ゲスト講師として教えていらっしゃいました。
水俣病に関する知識が大変豊富で、平和構築の分野で教鞭をとりつつ、今回は大学にボランティアで教えることになったそうです。
1日目は理論的な説明で、私が参加した2日目はより実践的なディスカッションがメインでした。

リサーチの中で、芸術を用いることで相手の深層や本能的な物事への理解が分かる、ということです。
例えば、自己紹介に絵を用いて自分を紹介する。
ルワンダ学生の絵の中にはジェノサイドがあった1994年に印象的なマークが付けられている絵や、川として表された苦難を乗り越えてきた中で、今ある家族との平和な食卓を書いてあるものなどがありました。
この絵によって、その人の価値観やそれを構成するもの、人格等が浮かび上がってきます。

1日中のワークショップでとても中身が濃かったのですが、印象に残ったのは
水俣や広島など、数十年たっても政府と国民の和解や国民同士の衝突が残る日本のケースと比較して、このジェノサイド後の20年間で驚くべき変化を遂げたルワンダのケースから日本へのアドバイスはないか、という質問
「水俣病の根源となった会社はまだ操業を続けているのか。」「まだ続いている。」「それでは、和解は難しいだろう。」
「被害者と加害者の溝を少なくするように努力し、お互いの状況に対し共感を生むことが大切。ルワンダには和解をするような場が用意されたが、日本ではなかったのではないか。」
「経済政策ばかりを優先して、被害者へのケアが遅れた。そのことが和解を遠ざけたのでは。」
「企業だけではなく、背後に居た政府にも大きな責任があった。ルワンダのように政府が被害者の家族をサポートするような体制があれば、被害者側の不満が最小化できたのでは。」
「お互いに罪を批判し訴えるだけではなく、話を聴き合う姿勢が欠けていたのだろう。ルワンダでもジェノサイドを起こしたものの家族や妻などは社会的に虐げられ、差別されているが、彼らに罪はない。そのような共感が掛けている」
「ルワンダのケースでは罪人の家族は本当に大変だ。牢屋にご飯を持って行く必要があるし、夫の居ない仲で家族は生計を立てなきゃいけないし、差別もされる。でも少なくとも家もあるし、生計をたてるためのヤギも居る。でもサバイバーはそれさえもない。家族を失い、家もないんだから。」
「被害者の痛み、ニーズを中心にして考えるのが当たり前だ」
「和解は加害者がテーブルにつかないとはじまらない。」


根本的な話から、ルワンダのケースとの関わりまで、20年間、「ジェノサイド後」を生きてきたルワンダの人の、自分の経験に根ざした言葉にある重みを感じました。

その後は劇や写真を使って、ルワンダ社会に現在ある問題を現し、提案までをする時間。

ルワンダの人は芸術センス(特に歌、ダンス、劇)がすごい!
全くリハーサルしてないのに、「家庭問題」について劇を始める我が同期。
去年はこのノリで演技をするように求められて、アドリブで20分間の劇をしたりしました。
そして途中で笑ってしまったら、「あのシーンは笑っちゃ駄目なところだ」ってまじめに駄目だしされたな

クリスチャンの多いルワンダでは離婚は好ましくないもの。現代は欧米化が進み、離婚も増えてきていますが、やはり聖書に則るといいことではない。
ルワンダ人のパスターは「DVや複雑なときには離婚は良い面もある、だけど聖書によると離婚はするべきではない。」と現代のリアリティーと聖書の教えるところと分けて語っていました。
「離婚と言っても、他に行く場所がないから、同じベットで寝るし、一緒に生活する。だから日本のコンテクストとルワンダのコンテクストでは感覚が違う。」

あとはGender Based Violenceについての班。父は常に酔っぱらい。子どもに男の子がいない。子どもは食べるものがなく、学校に行けない。子どもが多すぎて、その子どもを賄うだけの土地などの財産がないため紛争が起こる。妻が夫を殺してしまう。など現代のルワンダの風刺


夜はブルンジとコンゴの留学生と、授業をして下さった熊本大の石原先生、そして佐々木先生と夕食を共にしました。

大学において留学生は当初私一人だったのですが、佐々木先生の呼びかけでブルンジとコンゴから優秀な4人の留学生がきたおかげで、ディスカッションがとても深みのあるものになりました。
ルワンダの紛争は国内だけでなく、太湖地域、欧米諸国、国連、等複雑な拝啓を理解しなければ語れないからです。

とっても楽しい時間だったのですが、時差もあり、疲れがでて途中で居眠り、、

英語とルワンダ語を思い出すのはとっても疲れる、、、

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