ジェノサイドサバイバー。
「ルワンダの1994年のジェノサイドで両親や家族を失ったり、殺される危険性があった人々」をそう呼びます。
サバイバー。誰のことを指すのでしょうか。とても曖昧で明確な基準はありません。しかし、多くのケースでは「ツチ」のサバイバーのことを指します。
ジェノサイドの時に殺された人でも「フツ」に属している場合は、同じ扱いではありません。
例えばジェノサイドの追悼週間においては、一週間国民全員が仕事を停止し、被害者の話を聞いたり、トラウマや、ルワンダの歴史について、毎日4時間以上の講演を聞かねばなりません。
私は去年色々な地域の集会に出席してみたのですが、そのときに出てくる言葉や追悼は殺された「ツチ」に対するものばかりでした。講演する被害者もツチの人々ばかり。
また、大学での追悼式でも、それは一緒。穏健派であり、ジェノサイドで殺されたフツやツチを助けたフツの人々に関する発言はほとんどありませんでした。
つまり、フツの被害者には発言する機会もなく、加害者側であるような扱いを受けているように感じたのです。
そもそも日本では「ルワンダのジェノサイド」と言われますが、ルワンダでは「the Genocide against the Tutsi」です!
もちろん、ツチ側が圧倒的に多い人数を殺されたことは事実でしょう。
しかし、この「意識的に分けられた扱い」は今のルワンダ社会に強い不公平感を生み出しています。
*追記
フツとかツチとかで分けきれない人々もたくさんいます。例えば、お父さんがフツでお母さんがツチ、と言った場合、地域によってサバイバー扱いされるかどうかは違うようです。
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